平成21年度 児童相談所における児童虐待相談の対応件数(確定値)
平成21年度中に児童相談所が対応した養護相談のうち「児童虐待相談の対応件数」は44,211件で、前年度に比べ1,547件(前年度比3.6%)増加している(表1)。
相談の種類別にみると、「身体的虐待」が17,371件と最も多く、次いで「保護の怠慢・拒否(ネグレクト)」が15,185件となっている(図1)。
また、主な虐待者別にみると「実母」が58.5%と最も多く、次いで「実父」25.8%となっている(図2)。
さらに、被虐待者の年齢別にみると「小学生」が16,623件、「3歳~学齢前」が10,477件、「0~3歳未満」が8,078件となっている(表1)。
図1 児童虐待の相談種別対応件数
図2 児童虐待相談の主な虐待者別構成割合
表1 被虐待者の年齢別対応件数の年次推移
平成17年度 | 18年度 | 19年度 | 20年度 | 21年度 | 対前年度 | ||
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増減数 | 増減率 (%) | ||||||
総数 | 34,472 | 37,323 | 40,639 | 42,664 | 44,211 | 1,547 | 3.6 |
0~3歳未満 | 6,361 | 6,449 | 7,422 | 7,728 | 8,078 | 350 | 4.5 |
3歳~学齢前 | 8,781 | 9,334 | 9,727 | 10,211 | 10,477 | 266 | 2.6 |
小学生 | 13,024 | 14,467 | 15,499 | 15,814 | 16,623 | 809 | 5.1 |
中学生 | 4,620 | 5,201 | 5,889 | 6,261 | 6,501 | 240 | 3.8 |
高校生・その他 | 1,686 | 1,872 | 2,102 | 2,650 | 2,532 | △ 118 | △ 4.5 |
出典:厚生労働省 平成21年度社会福祉行政事業報告結果より